受診案内
キリストの愛と確かな医療をもって心と体のいやしをめざします。
リハビリテーション科
診療科紹介
リハビリテーションとは
「リハビリをしてます」や「リハビリに行ってきました」といった言葉をよく耳にします。
「リハビリ」=「運動」・「体操」といった印象が強いかもしれませんが、「リハビリ」という言葉は、英語の「リハビリテーション」(rehabilitation)を略したものです。rehabilitationという英語は、「re」-「habilit」-「ation」で区切ることが出来ます。
「re」は接頭語で「再び、新たに、元に」を意味し、「recycle」(再利用する)や「reborn」(生まれ変わった)といった言葉でよく耳にします。
「habilit」はラテン語「habilis」を語源とした「ふさわしい、有能、相応しい」を意味し、英語の「ability」(才能、能力、実力)の語源にもなっています。
「ation」は接尾語で動詞を名詞に変える役割を果たし、例えば「imagine」(想像する)と合わせると「imagination」(想像、想像力)となります。
つまり「rehabilitation」とは「再びふさわしい状態に戻る」と直訳でき、辞書には、修復・復興・再建・復職・復位・復権・名誉回復といった意味が並びます。
病院でのリハビリテーション
病院におけるrehabilitationは、単なる身体的な機能回復だけではなく、「人間らしく生きる権利の回復」や「自分が自分らしく生きること」を意味しています。
病気・けが・加齢などが原因で、起き上がる・座る・立ち上がる・歩くなどの日常生活動作(ADL)が困難になった方々が、運動機能を回復し、日常生活動作の改善を図り、最終的には元の生活に戻り、生活の質(QOL)が向上することを目指します。
そのために運動療法を行うこともありますし、時には福祉用具を用いて歩行練習を行ったり、安全な日常生活が送れるよう自宅の環境整備をアドバイスすることもあります。
当院では、理学療法士と作業療法士が、おひとりおひとりの症状や生活にあわせたリハビリテーションを提案・実施しています。お困りのことがありましたら、まずは主治医にご相談ください。
主な疾患と治療
対象疾患
整形外科疾患、心大血管疾患、がん疾患などが主となりますが、リハビリを必要とするすべての疾患の方に対しリハビリテーションを行っています。
設備
- トリートメントテーブル
- マットプラットホーム
- チルトテーブル
- 平行棒
- 練習用階段
- 心臓リハビリテーションシステム
- 自転車エルゴメータ
- 渦流浴
- 自動間歇牽引装置
- 低周波治療器
- 超音波治療器
- その他各種運動療法機器
診療実績
2024年算定単位数 | 外来 | 入院 | 合計 |
---|---|---|---|
運動器リハビリテーション料(II) | 5,911 | 3,341 | 9,252 |
心大血管リハビリテーション料(I) | 2,018 | 323 | 2,341 |
- リハビリ処方数の内訳は、整形外科52%、循環器内科21%、総合内科9%、乳腺外科8%、ホスピス5%、一般外科3%、消化器内科2%となっております。
- 運動器リハビリテーション…主に整形外科疾患・がん疾患に対するリハビリを行っております。
- 心大血管リハビリテーション…心臓疾患(心筋梗塞・狭心症・心不全など)の再発予防を目的としたリハビリを行っています。
お知らせ
- 当院では、地域の皆様の健康増進を目的とした、「各種運動プログラム」を実施しております。ご高齢の方も安心して参加できるよう、理学療法士のサポートスタッフが「ノルディックウォーキング」への同行や、「運動教室」でのアドバイスを行っております。