受診案内

キリストの愛と確かな医療をもって心と体のいやしをめざします。

診療科のご紹介

女性が罹患するがんの中で最も多いのは乳がんです。2001年の日本の乳がんの生涯罹患率は約5%で、20人に1人が乳がんになると言われていましたが、今では生涯罹患率は約8%で、12人に1人が乳がんになると言われ、罹患者数が増え続けています。

近年、乳癌の治療は多様化し、日々治療法も進歩しています。乳癌は手術だけで治療が終わるのではなくその病態に応じ治療方針が決定され、術前術後の化学療法、放射線療法などの集学的治療が行われます。当院でもガイドラインを基本としたエビデンスにのっとり治療方針を決定していますので、お困りの方は乳腺外科外来を受診してください。

担当医師 プロフィール

王 孔志 / Koshi Oh

大学病院で消化器、乳腺を中心とした外科治療と癌に関する診療を行ってきました。
これまでつちかってきた知識と経験を地域に役立てるようスタッフとともに頑張っていきたいと思います。

役職
  • 外科部長
出身大学
  • 1989年 兵庫医科大学卒業
  • 2005年 医学博士取得
得意・専門分野
  • 外科
専門医等
  • 日本乳癌学会認定乳腺専門医・指導医
  • 日本外科学会認定外科専門医・指導医
  • 日本消化器外科学会認定消化器外科専門医・指導医
  • 日本消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡専門医・指導医
  • 日本消化器病学会認定消化器病専門医
  • 日本肝臓学会認定肝臓専門医
  • 検診マンモグラフィー読影認定医
  • 麻酔科標榜許可

 

村澤 千沙 / Chisa Murazawa(非常勤)

安心して検査、治療を受けられるような診療を心がけています。

出身大学
  • 2006年 香川大学医学部卒業
  • 2023年 医学博士取得
得意・専門分野
  • 乳腺・内分泌外科
専門医等
  • 日本外科学会認定 外科専門医
  • 日本乳癌学会認定 乳腺専門医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医

主な疾患と治療

乳がん検診

当院では増加しつつある乳癌に対し、より早期に乳癌を発見し死亡率を改善させるため、積極的に乳癌検診を行っています。当院では年間約1700~2000件のマンモグラフィの撮影を行っています。検診は基本的に視触診とマンモグラフィを併用します。

乳がん検診(視触診とマンモグラフィ検査)は一般外科・乳腺外科で行っています。また婦人科では、婦人科検診と同時に乳がん検診が受けられる『女性医師によるレディース健診』を行っています。

⇒乳がん検診・レディース健診の予約はこちら

精密検査・治療

乳腺外科では「しこり」「痛み」「えくぼ」「分泌物」などの症状のある方や、乳がん検診で検診の結果が要精査(異常あり)と判定された方の精密検査を行っています。

他院でマンモグラフィ検査を受け、当院で精密検査を希望される場合は、必ずマンモグラフィの画像をお持ちください。画像をお持ち頂けない場合は、当院で再度撮影が必要となりますので、ご了承ください。

精密検査は専門医による超音波検査や吸引細胞診や針生検、吸引式組織生検、外科的生検による病理診断を行っています。また、必要に応じMRIを用いた乳癌の広がりの画像診断を行い、手術術式を決めています。手術に関しては当院では乳房部分切除と乳房全摘術を主に行っています。

また、当院では乳がん患者様の病態(進行度、組織型やサブタイプなど)に応じた術前、術後の薬物療法(抗癌剤、内分泌療法、分子標的薬)を通院で行える外来科学療法室を整備しています。

当院の診療体制

当院では、最新の『乳がん診療ガイドライン』に準拠した診療を行っております。

4名のマンモグラフィ読影認定医による検診・診療体制をとっており、日本乳癌学会の乳がん検査『精密検査実施機関基準』も満たしています。また、『日本乳癌学会認定乳腺専門医』『マンモグラフィ検診精度管理中央委員会認定読影医師』が常勤しており、専門性の高い乳腺診療を行っています。

またマンモグラフィ検査については、金曜日を除いて基本的に女性技師が対応しております。

お知らせ