受診案内
キリストの愛と確かな医療をもって心と体のいやしをめざします。
乳腺外科
診療案内
増え続ける乳がん
女性が罹患するがんの中で最も多いのは乳がんです。2001年の日本の乳がんの生涯罹患率は約5%で、20人に1人が乳がんになると言われていましたが、今では生涯罹患率は約8%で、12人に1人が乳がんになると言われ増え続けています。
乳がん検診
当院では増加しつつある乳癌に対し、より早期に乳癌を発見し死亡率を改善させるため、積極的に乳癌検診を行っています。当院では年間約1700~2000件のマンモグラフィの撮影を行っています。検診は基本的に視触診とマンモグラフィを併用して行っています。検診の結果が有所見者(要精査)と診断された方は外科外来を受診していただき、専門医による超音波検査などをおこない、必要に応じ吸引細胞診や針生検、外科的生検による病理診断を行っています。また必要に応じMRIを用いた乳癌の広がりの画像診断を行い、手術術式を決めています。手術に関しては当院では乳房部分切除と乳房全摘術を主に行っています。近年、乳癌の治療は多様化し、日々治療法も進歩しています。乳癌は手術だけで治療が終わるのではなくその病態に応じ治療方針が決定され、術前術後の化学療法、放射線療法などの集学的治療が行われます。当院でもガイドラインを基本としたエビデンスにのっとり治療方針を決定していますのでお困りの方は乳腺外来を受診してください。
他院でマンモグラフィー検査を受け、当院で受診する場合は、必ず画像をご持参ください。ご持参ない場合は、当院で再度撮影が必要となりますので、ご了承ください。
当院の診療体制
当院は神戸市乳がん検診指定病院に指定されています。5名のマンモグラフィ読影認定医による検診・診療体制をとっており、日本乳癌学会の乳がん検査「精密検査実施機関基準」条件も満たしています。また、日本乳癌学会の専門医が常勤し、2名の専門医が乳腺外科の診療を担当し専門性の高い乳腺診療を行っています。
乳がん検診は視触診とマンモグラフィ検診を一般外科、乳腺外科で行い、また、婦人科では婦人科検診と同時に乳がん検診が行なえる女性医師によるレディース健診を行っています。
乳腺外科では「しこり」、「痛み」、「えくぼ」、「分泌物」などの症状のある方や、乳がん検診を行って検診の結果が要精査(異常あり)と判定された方の精密検査を行っています。
精密検査は専門医による超音波検査や吸引細胞診や針生検、吸引式組織生検、外科的生検による病理診断を行っています。また、当院では乳がん患者様の病態(進行度、組織型やサブタイプなど)に応じた術前、術後の薬物療法(抗癌剤、内分泌療法、分子標的薬)を通院で行える外来科学療法室を整備しています。
乳がん検診のご案内
当院では、最新の『乳がん診療ガイドライン』に準拠した診療を行っております。
乳がん検診の手順
- まずは予約をお取りください。
- 検査の前に医師による診察を行います。
- マンモグラフィ(乳房撮影)検査
検診の受け方
乳がん検診は、外科の診療時間内で実施しております。
西宮市にお住いの方でクーポンをご利用の方は手続きの都合上、完全予約制となります。必ず事前に予約をおとりになってからご来院ください。 西宮市以外にお住まい方は、当日受付も可能です。 ※受付で乳がん検診希望とお伝えください。その後、外来受診の患者様と同じ手続きにて順にご案内させて頂きます。
予約受付電話:078-981-0167
- マンモグラフィ検査は、基本的に女性技師が対応いたします。(※金曜日を除く)
- 当院には、マンモグラフィ検診精度管理中央委員会認定の読影医師が常勤しております。
当院はNCDの外科手術・治療情報データベース事業に参加しています(別ページへ)
神戸市がん検診
- 肺がん…内科の診療にて実施
- 乳がん …外科の診療にて実施
- 子宮がん…婦人科の診療にて実施
ご予約は、診察予約電話:078-981-0167 又は病院受付窓口にてお申し込みください。 神戸市がん検診には実施対象年齢があります。対象でない方は自費になる場合があります。 詳しくは神戸市保健福祉局地域保健科にお問合せください。
担当医師 プロフィール
王 孔志 / Koshi Oh
大学病院で消化器、乳腺を中心とした外科治療と癌に関する診療を行ってきました。これまでつちかってきた知識と経験を地域に役立てるようスタッフとともに頑張っていきたいと思います。
役職 |
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出身大学 |
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得意・専門分野 |
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専門医等 |
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村澤 千沙 / Chisa Murazawa(非常勤)
安心して検査、治療を受けられるような診療を心がけています。
出身大学 |
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得意・専門分野 |
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専門医等 |
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