ご利用案内

キリストの愛と確かな医療をもって心と体のいやしをめざします。

生殖医療科

休診のお知らせ

診療科のご紹介

近年日本では、子供が欲しいと願っても、なかなか妊娠できないご夫婦は、9組に1組といわれ、年間2万人以上の方が体外受精などの高度不妊治療で妊娠されています。

不妊治療と言うと、時間と高額な治療費といった印象をお持ちかもしれませんが、ご夫婦で早期に適切なアドバイスのもとで検査や治療を受けて頂くと、保険診療内で多くの問題は解決します。

当院生殖医療科は、「神戸市特定不妊治療指定医療機関」に登録されており、検査やタイミング治療、人工授精はもちろん、体外受精・顕微授精・凍結胚移植など高度生殖補助医療も行っております。生殖医療科が開設されてから10年以上が経ち、これまでに1500名以上の患者様が妊娠されました。

また、不妊原因と関わりのある「子宮筋腫」や「子宮内膜ポリープ」、「子宮内膜症」などの治療にも力を入れ、婦人科の医師とも協力して手術や治療を行っております。
生殖医療から、妊娠・分娩・新生児医療まで継続して通院して頂くことができるのも、当院の魅力のひとつと考えております。

その他、「不妊カウンセラー」や「体外受精コーディネーター」による「個別不妊相談室」を設けて、患者様おひとりおひとりの気持ちに寄り添った治療・サポートができるように取り組んでいます。経験とチームワークで治療のサポートさせて頂きます。どうぞお気軽にご相談ください。

取り扱っている主な疾患・治療

  • 排卵障害
  • 卵管通過障害
  • 着床障害
  • 頚管粘液分泌障害
  • 子宮奇形
  • 子宮内膜症
  • 子宮筋腫
  • 乏精子症
  • 精子無力症
  • 不育症

当科を受診される患者様の主な症状

赤ちゃんがほしいのに、なかなか妊娠できない。
流産を繰り返す。

担当医師 プロフィール

半田 雅文 / Masafumi Handa

不妊治療は妊娠することがゴールではなく、元気な赤ちゃんをお母さん、お父さんに抱いていただくことがゴールだと考えております。アドベンチスト病院の生殖医療科は産婦人科はもちろんのこと、内科、外科など 他科の医師とも情報を共有し、密な連携が可能です。 そのため、基礎疾患などを持った患者様や流産の経験、妊娠中の経過に不安のある患者様にも安心して不妊治療・不育治療を受けて頂けると思います。 約20年間、生殖医療に関わってきた経験を生かして、お子さんを望む皆様の想いにお応えできますよう努力して参ります。

出身大学
  • 1986年(昭和61年)兵庫医科大学卒業
専門分野
所属学会
  • 日本産科婦人科学会
  • 日本性感染症学会
  • 日本女性医学学会
  • 日本骨盤臓器脱手術学会
  • 日本女性骨盤底医学会
  • 日本産科婦人科内視鏡学会 他
専門医等
  • 日本産科婦人科学会認定産科婦人科専門医

 

久保田 陽子 / Yoko Kubota

患者様が抱える不安を少しでも減らせるよう、1つ1つ丁寧に診療させていただきます。よろしくお願いします。

出身大学
  • 2009年(平成21年)島根大学医学部医学科卒業
専門分野
  • 産科婦人科一般
所属学会
  • 日本産科婦人科学会
  • 日本周産期・新生児医学会
専門医等
  • 日本産科婦人科学会認定産科婦人科専門医
カロンゴス ジャンニーナ / Giannina Calongos

2004年に大学院生になる目的で文部科学省奨学金を受けて、日本に来ました。博士号を取得後、2011年に日本の医師国家試験を受けて産婦人科医となりました。これまで兵庫医大、明和病院で勤務しておりました。出来る限り一生日本で産婦人科医として仕事をしたいと思っています。日本人の患者様はもちろん、外国の患者様に対しても最も良い治療に専念したいです。どうぞよろしくお願いいたします。

出身大学
  • 2003年(平成15年)ペルー リマ市 サン・マルティン・デ・ポレス大学医学部卒業
  • 2009年(平成21年)兵庫医科大学 産婦人科 大学院卒業
専門分野
  • 産科婦人科一般
所属学会
  • 日本産科婦人科学会
  • 日本産科婦人科医会
  • 兵庫県産婦人科学会
  • 近畿産婦人科学会
  • 日本生殖医学会
専門医等
  • 医学博士

 

繁田 実 / Minoru Shigeta(非常勤)※府中のぞみクリニック所長

40年の不妊・不育診療の経験を生かして、全人的医療を実践します。

出身大学
  • 1976年(昭和51年)徳島大学卒業
専門分野
所属学会
  • 日本産科婦人科学会
  • 日本生殖免疫学会
  • 日本生殖医学会
  • 日本受精着床学会
  • 日本卵子学会
  • アメリカ生殖医学会(ASRM)
  • 日本生殖看護学会
専門医等
  • 日本産科婦人科学会認定産科婦人科専門医
  • 日本生殖医学会認定生殖医療専門医
  • 医学博士

胚培養士 プロフィール

永井 ゆかり / Yukari Nagai
出身大学
  • 大阪薬科大学薬学部
資格等
  • 第1回日本卵子学会認定胚培養士
  • 日本不妊カウンセリング学会認定体外受精コーディネーター
  • 薬剤師
患者様へ 最善の治療を受けていただけるよう、患者様お一人お一人に心を込めて寄り添うよう努めていきます。
持田 菜穂子 / Nahoko Mochida
出身大学
  • 東北大学農学部
  • 群馬大学大学院医学系研究科修士課程 修了
  • 兵庫医科大学産婦人科にて学位取得(医学博士)
資格等
  • 第3回日本卵子学会認定胚培養士
  • 日本臨床エンブリオロジスト学会認定エンブリオロジスト
患者様へ 皆さまに良い結果をご報告できるように、日々、卵子・精子と真摯に向き合っていきます。
永井 紗弥香 / Sayaka Nagai
出身大学
  • 神戸常磐短期大学衛生技術科
資格等
  • 第7回日本卵子学会認定胚培養士
  • 臨床検査技師
患者様へ 少しでも多くの患者様のお力になれるよう愛情をもって仕事に取り組んでいきたいと思います。

セミナー・不妊相談

担当医師 スケジュール

不妊症って何?検査や治療について知りたい

/ 不妊症とは?/ 不妊症の原因 / 不妊症のスクリーニング検査 / 不妊症の治療 / 体外受精について / 妊娠率を下げるものを避けましょう / 体外受精治療費(特定不妊治療助成事業)

不妊症とは?(早期受診のすすめ)

日本産科婦人科学会では1年間避妊せずに性交渉を持っているのに、妊娠されないカップルに関して、「不妊症として検査をしましょう」とすすめています。

結婚年齢(妊娠希望の年齢)が高まる傾向にある欧米では、6ヶ月妊娠しなかった場合でも不妊検査を始めるように指導しているところもあります。

また、すでに子供がいる場合は、「不妊症でない」とは言えません。
一人目はすぐ妊娠したのに、二人目がなかなか妊娠されないカップルもたくさんいらっしゃいます。これは女性の年齢が高くなること、それ以外にも、出産後ホルモンのバランスが崩れる場合や、子宮内の変化、そして、男性も数年のうちに精子の数や運動性が低下する場合などが原因として考えられます。

下の表は特に不妊症ではないご夫婦が結婚後どの位の期間で妊娠するかについて示したものです。年齢とともに、妊娠までにかかる月数が増えているのがわかります。
近年、晩婚化が進み不妊症となるご夫婦が増えています。 少しでも気になることがあるようなら、ためらわず早期に相談することが大切です。

20代前半 25% 4ヵ月 97%
20代後半 15~20% 5ヵ月~6ヵ月 86~93%
30代前半 10% 10ヵ月 72%
30代後半 8.3% 12ヶ月 65%
不妊症の原因

不妊症の原因はさまざまですが、男性側と女性側の割合は約50%ずつです。以前は女性側に原因があることが多いと言われていたのですが、近年、男性側に原因がある方も増えています。

【女性側の原因】
  • 排卵障害(成熟卵を安定して排卵できない)
  • 卵管通過障害(両方の卵管がつまっている)
  • 着床障害(卵子がうまく子宮に着床できない)
  • 婦人科疾患と関係した不妊症(子宮奇形 子宮内膜症・子宮筋腫など)
  • 頚管粘液分泌障害(精子を子宮にむかえ入れる粘液が子宮入口からうまくでない)
  • 免疫性不妊(血液中に精子に対する抗体がある)
  • 原因不明不妊症 など
【男性側の原因】
  • 乏精子症(精子が少ない)
  • 精子無力症(精子の動きが悪い)
  • 無精子症(精子が全く無い)
  • 性交障害(身体的なものから心理的なものまで様々) など
不妊症のスクリーニング検査

当科での特徴的な検査として、最先端のCCDを用いた子宮鏡検査があります。この検査は着床障害に対する有効な検査で、ほとんど痛みもなく数分で終了し、結果説明後にお帰りいただけます。

【一般的な検査】

基礎体温測定 …排卵しているかどうかを調べます。
ホルモン検査 …女性ホルモンの分泌を調べます。
子宮内膜検査 …着床の準備ができているかどうかを調べます。
卵管疎通性検査 …卵管が通っているかどうかを調べます。
頸管粘液検査 …精子の通過に必要な粘液の有無を調べます。
フーナーテスト …精子が頸管を通って子宮内に入っていけるかを調べます。
精液検査 …精子に異常がないかどうかを調べます。

【特種な検査】

抗精子抗体測定 …精子の動きを止める抗体を持っているかを調べます。
子宮鏡検査 …子宮内の状態を調べます。
腹腔鏡検査 …子宮・卵管・卵巣の状態を見ます。
精子特殊検査 …精子活動性などを調べます。

不妊症の治療

上記の検査で明らかな問題を認めない場合は、まず以下のような治療を行います。何か検査で異常がみつかった場合には医師と相談しながら、患者様の症状にあった治療を行っていきます。

【①タイミング法】
  • 排卵日にあわせて性交渉のタイミングを合わせる方法です。
  • 排卵のチェックには基礎体温表、超音波検査による卵胞の確認、子宮内膜の常態の確認、頚管粘液の分泌量と性状の確認、血中卵胞ホルモンの測定、尿中や血中の黄体化ホルモン(LH)の測定などがあります。

これらを組み合わせて、排卵日を予測し、性交渉を持っていただきます。

※ホルモン値が低い場合や排卵障害を認める場合は排卵誘発剤やホルモン補充を行う場合があります。

【②人工授精(AIH:配偶者間人工授精)】

夫の精子を排卵日にあわせて、妻の子宮内に注入する方法です。

<次の症状が対象となります>

  • 乏精子症
  • 精子無力症
  • 頚管粘液分泌不全
  • 精子頚管粘液不適合
  • 性交障害(手淫で精子が得られる場合)
  • 原因不明不妊症
  • 免疫性不妊症(抗体の強さによっては自然妊娠が期待できる場合もあります)
  • 両側卵管が閉塞している場合は上記の方法では妊娠が不可能なので、卵管の通過性を手術(腹腔鏡手術や卵管鏡下卵管形成術)で回復させるか、体外受精の適応になります。
  • 人工授精でも妊娠しないような男性因子の場合は体外受精や顕微授精の適応になります。
  • 人工授精で妊娠しなかった原因不明不妊症のカップルも体外受精の適応になります。

婦人科疾患を合併した不妊症の方の場合、疾患の治療を優先するか、不妊治療を優先するかはそのカップルによって異なりますので、随時、担当医と相談しながら、治療を進めることになります。

婦人科疾患を合併した不妊症の方の場合は、疾患の治療を優先するか、不妊治療を優先するかはそのカップルによって異なりますので、随時、担当医と相談しながら、治療を進めることになります。

【③男性側の原因に対する治療】

原因が判明している場合は原因に応じた治療を行います。

  • ホルモン因子の場合はホルモン剤の投与
  • 精索静脈瘤の場合は泌尿器科にて外科的治療などを行います。
  • 原因不明の場合、ビタミン剤、サプリメントの投与や漢方薬の投与などを行います。
  • 無精子症でも精巣中に精子を認めた場合は、精子を採取し、顕微授精を行うことで妊娠することが可能です。
  • 脊髄損傷などで射精障害になっている場合は電気刺激等で射精を行うか、精巣中の精子を採取して、顕微授精を行うことで妊娠することが可能です。
【④体外受精・顕微授精】 ~体外受精を始める前に準備すること
(1)説明会で治療についての理解を深める

「体外受精セミナー」で治療スケジュールや妊娠率、費用についての理解を深めてください。第3日曜日に無料で開催しています。詳細はこちら

体外受精セミナーに参加できない方は有料個別体外受精セミナーを受けてください。詳細はこちら

(2)担当医師に希望を伝える

体外受精治療前の準備(必要な検査など)は、患者様の状態によって異なります。担当医に意思を伝え、スケジュールを確認してください。

(3)同意書・夫婦証明の提出

体外受精・顕微授精・受精卵凍結融解に関する同意書にサインの上、夫婦証明書類と一緒に担当医に提出してください。

(4)必要な検査を受ける

体外受精を行う前に、必ず血液検査や尿検査、心電図検査を受けてください。検査内容は患者様によって異なります。ご主人は精液検査を受けてください。

以上の準備が完了すれば、医師と相談した時期から、治療開始となります。

妊娠率を下げるものを避けましょう
【喫煙】

喫煙は末梢の血管を収縮させ、血液の循環を悪くします。
ホルモンは血液の流れで運ばれますので、ホルモンのバランスが崩れる要因になります。

また、喫煙による一酸化炭素の上昇と低酸素状態は直接不妊の原因になりますし、妊娠が成立してからの流産の原因や胎児の異常の原因になります。

【肥満とやせ】

日本産科婦人科学会ではBMIが「19未満」がやせ、「25以上」が肥満と定義しています。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で計算します。

BMIが30以上になると妊娠率は低下し、6週未満の流産率が増加するという報告があります。

肥満の方が子供さんを望まれる場合は、まずダイエットを考えてはいかがでしょう。ただ、極端なダイエットはホルモンのバランスを崩す可能性がありますので注意が必要です。

当院では栄養士による食事指導やプレマタニティービクスという運動療法も行っております。バランスのよい食事を少し少なめに摂るようにして、適度な運動を組み合わせ健康的なダイエットを心がけてください。

また、BMIが19未満でも不妊治療の成績が下がり、不妊治療にかかるコストが増えるという報告があります。

やせの方はなかなか体重を増やすことは出来ません。また、自分では気づかないうちに偏食になっている人も沢山います。
バランスのよい食事を効率的にとるために栄養指導を受けられてはいかがでしょう?何をどのくらい食べるのが普通なのかを知ることが大切です。
また、微少元素や甲状腺ホルモンの検査が必要になる場合もあります。

【ストレス】

ストレスを減らしなさい。と言って、減らすことが出来る人はほとんどいないでしょう。でも、過度なストレスは女性も男性も妊娠にはよくありません。

体外受精治療費(特定不妊治療費助成事業)

不妊治療の中で、人工授精・体外受精・顕微授精は自費診療となります。そのため、治療を受けられる方には大きな経済的負担がかかっているのが現状です。

当院は特定不妊治療費助成事業の指定医療機関です。条件付で体外受精、顕微授精に要する費用の一部が助成される場合があります。詳細はお住いの都道府県(政令指定都市又は中核市)までご相談ください。(人工授精には補助が出ない自治体もあります)

自費診療一覧 2017年1月1日現在

人工授精 … 15,000円(+税)

人工授精(凍結精子使用) … 18,000円(+税)

体外受精・顕微授精(採卵前の薬剤料は含みません。)

体外受精・胚移植(胚培養3日目まで) … 300,000円(+税)

体外受精・胚移植(胚培養4日目以上) … 330,000円(+税)

顕微授精・胚移植(胚培養3日目まで) … 370,000円(+税)

顕微授精・胚移植(胚培養4日目以上) … 400,000円(+税)

アシステッドハッチング … 25,000(+税) 加算

凍結胚移植 … 100,000円(+税)

特定不妊治療費助成事業についてのご案内

兵庫県 / 神戸市 / 西宮市 / 三木市 / 尼崎市 / 京都府 / 福知山市 / 丹波市 / 大阪府 / 篠山市