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治療成績

当院の不妊治療成績

2005年1月に生殖医療科が開設されてから2018年9月までにタイミング法や人工授精などの不妊治療で2120名の方が妊娠されました。(この内、体外受精で妊娠された方は1097名でした。)

体外受精によって生まれた新生児

日本では、すでに体外受精によって生まれた新生児が40万人以上います。一般的に見て、異常が生じた率は、自然妊娠に比べてわずかに高い程度です。これは、おそらく体外受精では高齢出産のケースが多いことが考えられます。ただし、これは自然妊娠にも言えることですので、実際には自然妊娠と体外受精による妊娠では、胎児への影響に関してはほとんど変わらないと考えてよいでしょう。

当院の採卵―新鮮胚移植後の治療実績

上記のグラフは、受精成立後約3日間培養した受精卵を移植した場合の妊娠率・流産率をお示ししております。当院で採卵をされている患者様の平均年齢は37歳ですが、35歳以降は緩やかに臨床妊娠率が低下し、流産率が増加します。40歳を超えると妊娠率は急激に下がり、流産率も非常に高くなります。

当院では、日本産婦人科学会のガイドラインに従い受精卵は原則1個しか移植しておりません。採卵後受精卵が複数個得られた場合、移植しなかった受精卵は胚盤胞まで成長するか確認し、凍結保存を行っております。

採卵を行うとどれくらいの確率で妊娠できますか、というご質問をいただくことがありますが、当院のこれまでの実績では34歳未満では1回の採卵で約78%、35-39歳の方で約61%、40歳以上で約23%の方が臨床妊娠成立されています。ただし、子宮内膜症、子宮内腔癒着症、重症男性不妊症などを合併している場合はこの割合は低下する傾向にあります。

なお、採卵後に移植できず中止となる方(卵子が採れなかった、受精しなかった、受精卵の発育が止まってしまった場合などの治療中断症例)は上記成績に含まれておりません。採卵後移植ができない割合も女性の年齢とともに上昇します(当院の場合 34歳未満・・・約5% 35~39歳・・・約15%、40歳以上・・・約20%)。このような経験をされた場合も採卵を繰り返すことで妊娠に至る可能性は十分にありますが、年齢とともに採卵回数が増えることが予想されますので、妊娠を希望される方は早めの相談・受診をお勧めいたします。

当院の凍結胚移植後の治療成績

グラフには凍結胚移植の治療成績をお示ししています。当院では主に胚盤胞(受精後5日間培養した胚)移植を行っておりますが、どの発育ステージで凍結保存をするかは、良好受精卵数に応じて医師と培養士が相談し決定しています。

凍結胚移植までのスケジュールについて

当院では主に自然排卵を確認後に凍結胚移植を実施しています。排卵がはっきりしない体質の方は完全ホルモン補充下で実施する場合があります。約3割の患者様に対して完全ホルモン補充周期で移植を行っております。患者様の体質に応じて、それぞれのスケジュールのメリットデメリットを考えながら、医師の判断のもと治療方針を決定します。

凍結胚移植の場合も40歳を超えると臨床妊娠率は低下し、流産率が急激に高くなります。