受診案内
キリストの愛と確かな医療をもって心と体のいやしをめざします。
子宮がん
子宮がんとは?
子宮がんは子宮頸がんと子宮内膜がん(子宮体がん)に分類されます。
子宮頸がん
以前は低下の傾向にあった子宮頸がんによる死亡率が近年増加に転じております。特に若い女性の子宮頸がんが増加しており、今後大きな問題になることが指摘されています。この原因は性感染症の蔓延と深い関係があります。性交渉開始年齢の若年化に伴い、子宮頸がん発症と関連するヒトパピローマウイルスの感染年齢も若年化している為と考えられています。この観点からワクチンの開発・普及が進み、現在若年女性に対する子宮頸がんワクチン接種の公的補助が広まってきています。
当院の産婦人科では、健康な生活を維持する為に発ガン性の高いタイプのヒトパピローマウイルス感染を早期に発見し、前がん状態及び初期がんで治療を行うことに努めています。
子宮内膜がん(子宮体がん)
子宮内膜がんについても早期発見に努めています。経腟超音波検査や子宮鏡検査を併用することで、前がん状態もしくは初期がんの状態で見つけることができれば、より身体への負担が少ない治療を行うことが可能です。
子宮頸がんワクチン
- ワクチンは取り寄せのため、事前にお電話での予約が必要です。また予約の際には必ず「子宮頸がんワクチン接種希望」とお伝えください。
- 受診時にワクチンについての説明および検査(希望者のみ)をさせて頂きます。
- 子宮頸がんワクチンは、2~3回の接種が必要です。2回目、3回目接種予約の際にも「子宮頸がんワクチン接種の予約」とお伝えください。
- 予約済みのワクチンのキャンセルはできませんのでご了承ください。
ワクチンの種類
子宮頸がんワクチン接種では、従来「4価HPVワクチン」を使用しておりましたが、2023年4月より「9価HPVワクチン」の接種が可能になりました。
既に「4価HPVワクチン」を1回以上接種済みの方は、原則として3回の接種全てを「4価HPVワクチン」で受けて頂きます。
既に「4価HPVワクチン」を予約済みで、まだ1回目の接種を受けられていない方は、「9価HPVワクチン」への変更が可能です。お電話でご相談ください。
今後当院で新規にHPVワクチンを予約される場合は、基本的に「9価HPVワクチン」での接種となります。「4価HPVワクチン」の接種を希望される方は、予約時にご相談ください。
接種費用:公費助成または自費
自費の場合
ワクチンの種類 | 接種1回あたりの費用 |
---|---|
4価HPVワクチン | 各 16,191円 (税込17,810円) |
9価HPVワクチン | 各28,000円 (税込30,800円) |
公費助成の場合
神戸市在住で子宮頸がんワクチン接種をご希望の方は、神戸市の助成対象となる場合がありますので、神戸市ホームページで詳細をご確認ください。
助成対象となる方は、
- 受診の際に母子手帳をお持ちください。
- 接種の費用は無料となります。
- ご予約の際に助成対象である旨をお伝えください。
子宮頸がん検診
当院では、下記自治体の子宮がん検診を受診可能です。
女性医師による『レディース健診(乳がん・子宮がん検診の同時受診)』も行っております。
検診をご希望の方は、お電話(078-981-0161)でご予約ください。