担当医師 プロフィール

王 孔志　/　Koshi Oh

役職	外科部長
出身大学	1989年　兵庫医科大学卒業 2005年　医学博士取得
得意・専門分野	外科
専門医等	日本乳癌学会認定乳腺専門医・指導医 日本外科学会認定外科専門医・指導医 日本消化器外科学会認定消化器外科専門医・指導医 日本消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡専門医・指導医 日本消化器病学会認定消化器病専門医 日本肝臓学会認定肝臓専門医 検診マンモグラフィー読影認定医 麻酔科標榜許可

 

岩井 輝 / Akira Iwai

出身大学	1999年　京都大学卒業
得意・専門分野	消化器外科
専門医等	日本外科学会認定　外科専門医 日本医師会認定　産業医

主な疾患と治療

一般外科

一般外傷、熱傷処置、巻き爪、粉瘤などの小外科手術を行っています。

消化器疾患

虫垂炎、ソケイヘルニア、胆石症、胃癌、大腸癌などの消化器疾患の外来診療および手術を行っています。

手術は腹腔鏡を用いた手術を中心に行っています。腹腔鏡下の手術は傷が小さく、術後の回復が早い患者さんにとって優しい手術です。初期の頃は胆嚢摘出術に行われていましたが、技術と器具の進歩とともに今はさまざまな疾患に導入されています。

当院でも適応をしっかり見極め、次のような腹腔鏡下手術を行っています。

• 腹腔鏡下虫垂切除術（急性虫垂炎）
• 腹腔鏡下ヘルニア根治術（成人ソケイヘルニア）
• 腹腔鏡下胆嚢摘出術、総胆管結石切石術（胆石症、総胆管結石症）
• 腹腔鏡下補助下幽門側胃切除、胃全摘術（胃癌）
• 腹腔鏡下補助下大腸切除（大腸癌）
• 腹腔鏡下食道裂孔ヘルニア根治術
• 腹腔鏡下脾臓摘出術　など

これらの手術以外にも適応となる症例で、当院でも可能な手術もありますのでご相談ください。

このように当院では傷が小さく、術後の痛みが少ない手術を心がけて行っていますが、進行した癌症例はまだ十分な治療成績が確認されていないため腹腔鏡下手術の適応から外れることがあります。このような症例の場合は従来の開腹手術が行われますが、麻酔科医が術後の疼痛管理をサポートしますので、安心して手術を受けていたくことができます。

肛門疾患

痔は代表的な肛門疾患で、イボ痔（内、外痔核）、切れ痔（裂肛）、穴痔（痔瘻）などがあります。

薬物療法（座薬、軟膏、内服薬）で治らない内痔核は結紮術（痔を縛る）や手術療法（痔を切除する）などの治療が主に行われていました。しかし、ジオン注という従来の注射薬より治療効果の高い注射薬が発売されてから、内痔核は切らずに治せるようになりました。適応となる病態に制限があり、講習会を受けた特定の医師にしか使用できませんが、当院でも治療可能ですので痔でお困りの方はご相談ください。

癌診療

外科での癌診療といえば主に手術ですが、手術で癌を切除しても再発することがあります。これは手術する時点で目に見えない微小転移がすでに起こっているからです。

このような再発のリスクの高い患者さまには術前または術後に抗癌剤治療（補助療法）を行い、再発率を軽減させます。当院では化学療法の適応を見極め胃癌、大腸癌、乳癌や他の癌種に対する術前、術後の補助化学療法や手術で切除できない進行・再発症例に対する化学療法を入院および外来で行っています。

いずれもガイドラインを基本とした診療内容で、患者さまと向きあい、患者さまのQOLを考えた診療を心がけていますのでご相談ください。

学会認定施設

当院は下記学会の認定施設となっております。

• 日本乳癌学会専門医制度認定施設関連施設
• 日本外科学会外科専門医制度修練施設関連施設
• 日本消化器外科学会専門医制度指定修練施設関連施設
• 日本肝臓学会専門医制度関連施設

お知らせ

• 当院はNCDの外科手術・治療情報データベース事業に参加しています
• 当院では神戸市がん検診を行っています